忘備録 社会に出る私に
24歳になった。
私にとって生まれ持っての人種の様なものであるかと錯覚していた「学生」という身分を捨て、少なくとも40年余り続くであろう「社会人」になる。
社会人の私に向けて、学生の私からの忘れて欲しくないお願いを綴ろうと思う。
1. 想像力を持つ。
友人に接するとき、後輩に接するとき、上司に接するとき、患者に接するとき。相手もまた、自分と同じように自らの人生を紡いでいる存在だと意識し、自分と同じように大切にする。
本を読むとき、新しい知識を得るとき、その知識を得ることのみを目標にせずに、それを発見した人、信じた人の気持ちを想像して、思考をなぞるように感じられたらいい。
2. 感動する心を持つ。
雨上がりの葉の上の水玉のように繊細で、でも弾けるような躍動感を持ち続けたい。自分の感情の揺れを認め、素直になる。
3. 前向きな言葉を発する。
一つの物事には、必ず悪い捉え方といい捉え方ができる。常に前向きな言葉を選ぶ。無意識のうちに、自分にも相手にも与える影響は大きいはず。
4. 身の周りの人を大切にする。
多少腹がたっても、自分の機嫌が悪い時でも、嫌というほど大切にしよう。人を大切にすることほど自分自身を愛で満たす行為はない。
5. 自分を信じる。
何も怖いものはない。
1年後、10年後、50年後、色んなことを経験して、もっともっと自分を、人を深く知って、少し無謀な夢も楽しみながら追いかけられる心の豊かな素敵な人になれますように。
今が一番幸せと常に思えた23年間であったことを、今までの全てに感謝しつつ。
2019.3.14.